この仕事にはどんな能力が必要?

職業に必要な能力【職能】について詳しくみていこう

採用担当者が重視するポイントを知る

希望する業界への転職を成功させるためには、採用担当者が重視しているポイントを知ることが必要だ。採用担当者がチェックする部分を分かっていれば、そこをアピールすることで採用率がアップする。多くの採用担当者が重視しているポイントは、その職業に必要な技術だろう。例えば、介護の現場は人材不足に陥っているため、即戦力として働ける人材が望まれている。そのため介護の現場で役立つ技術を持っている人は採用されやすい。例を挙げると、排泄の補助やオムツの交換といった作業がすでに行えるならば、採用される可能性は高くなる。さらに採用率を高めるには、資格の取得が効果的だ。介護職員初任者研修や介護職員実務者研修、介護福祉士といった資格は、介護の仕事が行える証明になる。資格を持っていることで、どの程度の介護技術を身に付けているかという部分を、採用担当者は判断しやすいだろう。

採用担当者は協調性の有無もチェックしている可能性が高い。どんな仕事でも一緒に働くスタッフとの協調性が必要となってくる。そのため高い技術を持っていても、自分勝手な行動を取る人は採用されにくい。そのことを考えると、十分な経験がなくても協調性の高い人は、採用される可能性が高いと言えるだろう。先に例に挙げた介護職は、介護職員だけでなく、利用者や利用者の家族ともコミュニケーションを取る機会が多い。そのためコミュニケーション能力が高い人ほど採用される確率が高くなる。人と話すことが得意である人は、介護職への転職も視野に入れてもいいかもしれない。